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2024年10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議で、硬式野球部の津嘉山憲志郎さんが福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト指名を受けました。津嘉山さんは1年生投手として県大会などで活躍、最速148㎞を記録。ところが昨秋のケガで手術を受け、最後の夏に登板はありませんでした。

ドラフト会議の日、夕方から広い会場が用意され、記者団や硬式野球部の部員が集まりました。大勢の人が見守る中、ひとり前に座って指名を待った津嘉山さん。自分のために大勢が集まっていることに照れ笑いを浮かべたものの、終始いつもの飄々とした表情でテレビモニターを見つめました。一方、同級生部員は「絶対選ばれて欲しい!」「自分のことのようにドキドキする」と終始ソワソワ。20時半、津嘉山さんの名前がテレビから聞こえてくると会場は大歓声。それでもなお、じっとモニターを見つめ続ける津嘉山さんに会場から大きな拍手が送られると、「たくさんの方に応援される選手になりたい」と抱負を述べました。

指名から2週間後の11月7日、福岡ソフトバンクホークスからスカウトの稲嶺 誉さんが来校。稲嶺さんは指名理由を「中学校からずっと見てきて努力を高く評価した」とし、「練習からも野球が好きなんだと伝わってくる。その姿勢はチームにいい影響を与える。」と期待を寄せました。

ひじの手術を経て現在リハビリ中の津嘉山さん。「重心移動がうまくなり、柔軟性が増して球速を上げてきている。」と監督やコーチがその順調な回復を見守っています。本校から福岡ソフトバンクホークスへの入団は3人目。一人目は大西 正樹さん。2005年甲子園で4強入り、同球団にドラフト指名入団しました。二人目は同じくドラフト指名入団し現在もバッティングピッチャーとして活躍中の岡本 健さんです。そして3人目となった沖縄県出身の津嘉山さん。九州・沖縄など球団地元のファンから愛される息の長い選手になることを楽しみにしています。