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1995年1月17日午前5時46分に発生した兵庫県南部地震によって引き起こされた阪神・淡路大震災から30年目の朝が来ました。本校では2名の生徒が地震によって亡くなり、多くの生徒・保護者・卒業生そして教員が被災しました。

本校では毎年、地震で亡くなったすべての方々の魂の平安を祈る震災追悼礼拝を行っております。今年は、聖書科の教員が大学生だった当時、下宿していた西宮のアパートで被災した体験談を1年生が聞きました。

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あの日の朝、アパートのすぐ近くで目にした悲惨な光景
倒壊した建物からの救出作業
そして直面する何名もの死

あの時、生死を分けたものは何だったのか。

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聖書科教員は最後に語りました。

『何よりも大切なのは命の大切さ、そして生かされている事への喜び。あの震災は、その事を私の心に強く刻み込みました。そして、聖書の教師として それを生徒に伝えていくこと。それが私の 教師の働きの原点です。』


正午にはチャペルで、阪神・淡路大震災で亡くなった6,434名の方々、本校に在学していた2名の生徒の魂の平安を祈り、鐘を鳴らしました。