六甲縦走
2023年3月4日(土)、生徒・教員有志・卒業生から成るメンバーが丸1日をかけて六甲山を全踏破しました。この全山縦走は11月に行われた半縦走(西コースおよび東コース)をクリアした者だけが挑戦を許される過酷な登山。今回のニュースでは、その全記録を西コースから綴ります。
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六甲縦走登山西コース
2022年11月5日(土)
全山縦走のための練習登山として須磨浦公園から新神戸までの西コースを歩きました。有志50名強。標高は低く距離は短めながら、アップダウンの激しい道のりに、少しずつ足を慣らしていきました。道中にかつてあった高倉山は、ポートアイランドの埋め立てに用いられたのだとか。「山、海へ行く」て、聖書みたいだな、という会話を交わしつつ、須磨アルプス「馬ノ背」の岩山を満喫。鍋蓋山の山頂に着くころには、すでに夕日が傾いていました。見下ろす神戸の街、歩いてきた山々は金色(こんじき)に輝き絶景でした。6時半に新神戸へ到着しました。
“If you have faith and do not doubt, if you say to this mountain, ‘Be removed and be cast into the sea,’ it will be done.” Matthew, 21:21 (NKJ)
「あなたがたも信仰を持ち、疑わないならば、この山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言っても、そのとおりになる。」マタイによる福音書21章21節(新共同訳)
六甲縦走登山東コース
2022年11月19日(土)
西コースでのゴールがこの日のスタート。生徒・教員など総勢30名強。7時半に新神戸を出発。摩耶山上の掬星台は函館・長崎と並ぶ「日本三大夜景」。朝もやバージョンを愛でつつ、六甲山上の街を歩き進めました。六甲山最高峰への到達ほぼ定刻通り。まだまだ日は高く、最高峰から、先ほど通った凌雲台越しに見える淡路島の絶景を堪能しつつ記念撮影。宝塚到着は定刻よりもやや遅めの17時半過ぎ。リタイヤゼロの快挙を成し遂げました。
“But those who wait on the Lord shall renew their strength; They shall mount up with wings like eagles, They shall run and not be weary, They shall walk and not faint.” Isaiah, 40:31 (NKJ)
「主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」イザヤ書40章31節(新共同訳)
六甲全山縦走登山
2023年3月4日(土)
前述の両半縦走に参加して体力・気力ともに十分と認められた、あるいはそれと同等の資格ありとみなされた者が挑戦を許される過酷な登山。生徒・教員有志・卒業生から成る25名程度のメンバーが6時半に須磨浦公園を出発。鉄壁の菊水山と鍋蓋山もほんの前半、勢いを保ったまま摩耶山に突入。最高峰へ、また宝塚への下山に向けてのナイトハイクはヘッドライトが頼り。互いを見失わないように万全を期して、慎重に進みました。疲労は頂点に。辛うじて22時台を保って宝塚到着。やり遂げた達成感、仲間への感謝…感無量のゴール!
“I will lift up mine eyes unto the hills, from whence cometh my help. My help cometh from the LORD, which made heaven and earth.” Psalm, 121:1-2 (KJV)
「われ山にむかひて目をあぐれば、かしこよりわが助けはきたる。わが助けは天地(あめつち)を造りたまへる主よりきたる。」詩篇121篇1、2節(KJVからの邦訳)