2024年度からの学校改革
対話と協働で新時代の教育を目指す
2024年度、本校は全科・全コース男女共学となります。
神戸国際大学附属高等学校は今から60年前に男子校として開校いたしました。創立時より本校は、キリスト教精神である互いを尊重する気持ちを大切に、また生徒の主体性を重んじ、国際社会に向けて活躍できる人材を育成することを謳ってまいりましたが、今日の社会状況を思うに、男女協働の取り組みを行うことは必須と考え、2018年度より一部コースの共学化を進めてまいりました。そしていよいよ2024年度より全学男女共学化を完成いたします。
本校では、この大きな転換期を見据え、より多様性に富んだ環境の中で一人ひとりの個性を磨き上げるため、学校改革を進めて参りたいと思います。
この度、進学キャリアコースは男女共学の総合進学コースとして再出発いたします。このコースは、自分の将来の姿を見出せていない無限大∞の可能性を持った生徒も、様々に異なった進路を目指す生徒も、各々その違いを受け容れ、自分らしく進路実現に向けてしっかりと学び合えるコースです。AIが爆発的に進化し「人」の存在価値が問われる時代、まだ知らないあなたと出会い、将来を考えることができます。もとより学校において一番の財産は「人」です。本校で働く教職員、何より本校に集う生徒、保護者の皆様、そして地域の皆様。学校現場は「人」の交わりに溢れています。多様な専門性を持った教職員を対話の上に結びつけ、共通の目標に向かう協働の文化を創り出し、皆様とともに成長してまいりたいと考えます。
日本は今、少子化が進んでおり、老いも若きも不安を抱える時代です。学校現場も、より強く、より柔軟に、持続可能であることが求められています。
21世紀において男女が共に成長する教育の場を新たにスタートさせ、建学の精神である「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」を益々推進して参ります。
多くの悩みを抱えながらも自らの人生を拓きたいと願い、自身を大切にしながら他者との違いを受け容れ、真理を知りたいと思う生徒の皆様の入学を歓迎いたします。
2023年5月