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2024年4月12日(金)、本校の母教会である日本聖公会神戸聖ミカエル教会(神戸市中央区)にてイースター礼拝を行いました。

窓からはあたたかな日差しが差込み「まるで祝福を受けているよう」な雰囲気の中、理事長が入学したばかりの新入生たちに向けて講話を行いました。

❝あなたが生きていること、その奇跡に誇りを❞

この地球から太陽まで、はるか遠く離れています。生まれたばかりのあなたが新幹線に乗って太陽まで向かったとしたら、到着する頃には60歳をむかえているでしょう。ジェット機に乗ったとしても成人しています。太陽までは、そのくらい遠いのです。
一方、人間一人のDNAを伸ばして真直ぐに繋げてみると どのくらいの長さになるでしょう。実は、地球と太陽を400往復できるほどに長くなります。あなたがた一人ひとりは、お父さんお母さん、そしておじいさんおばあさん、先祖代々ずっと受け継がれてきた永い永いDNAを、それぞれに持ち合わせているのです。
新しい生活に心配や不安を抱え、自分に自信が持てないこともあるかもしれませんが、あなたが生きていること、その奇跡に誇りをもってください。




キリスト教が大切にしている日が三つあります。クリスマス、イースター(復活日)、聖霊降臨日です。イースターは、十字架にて殺されたイエス・キリストの復活を記念する最も大切な日です。
イエスの十字架の時、恐れから逃げ出した弟子達は暗い部屋にひきこもり、罪の意識から心も身体も動けなくなりました。そこへ復活のイエスが現れ、赦しと愛の言葉をかけます。
イースターは、愛に感謝し、人を愛する意味を再び覚える日なのです。どうか生徒達が人々からの愛を覚え、人を愛する人間へと成長していきますように。

與賀田チャプレン