学校案内
概要
About us本校は日本聖公会に属するクリスチャン・スクールです。日本聖公会は英国国教会(The Church of England)の流れをくみ、関係学校には立教学院、神戸松蔭女子学院、桃山学院、プール学院などが、また聖路加国際病院をはじめとするたくさんの諸関係病院、福祉施設があります。聖公会の牧師である八代斌助師父により、1963年に神戸垂水の地に、全日制普通科の男子校として八代学院高等学校が創立されました。高等学校から大学への7ヵ年一貫の全人教育を理想として、1968年には八代学院大学(現 神戸国際大学)を併設し、大学の名称変更に伴い、1992年に神戸国際大学附属高等学校と校名を変更しました。
理事長挨拶
愛の形
受験生の皆さん、保護者の皆様、本校スクールガイドをご覧くださり感謝いたします。本校は学院創立者ミカエル八代斌助主教が、「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」を建学の精神に、1963年4月に開校した日本聖公会(イギリス国教会系)のキリスト教学校です。キリスト教は「神は愛なり」(1ヨハネ4:8)と聖書に記されている通り、よく「愛の宗教」とも呼ばれています。
受験生の皆さん、愛に形があることをご存知ですか?
“llove you”「わたしはあなたを愛しています」と口にしても、その人に対する行動がなければそれは愛(ayamni アガペー)とは言いません。自分にとって大切なその人のことを思いながら、その人のために何か行動を起こした時にはじめて、その人の心の中で愛が形となるのです。皆さんのごく身近には、ご両親をはじめたくさんの人たちの愛が形となって、皆さんの成長を祈りつつ応援してくれています。本校の建学の精神が「神を畏れ、人を恐れず、人を愛せよ」ではなく、「人に仕えよ」とあるのもこのためです。そして皆さんがいつも自分の身近にある愛に感謝し、また自分の身近にいる人たちに愛を形にして行動できる、そのような愛に溢れた人間として成長していただくことが本校の教育の最大の目的なのです。
昨年は本校と同じ聖公会のロンドンにあるウエストミンスター大寺院で、チャールズ新国王の戴冠式が行われましたが、チャールズ国王の元皇太子妃であったダイアナ妃は、かつてまだ幼かったウイリアム、ヘンリー両王子を宮殿近くのスラム街にお忍びでお連れして、両王子に貧しい人々と面会させたそうです。将来、英国君主となった時に人々のために行動できる、つまり愛を形にするためのフィールドワークといえるでしょう。
人々に感謝され、喜ばれることを自分の喜びとすることのできる、豊かな感性を持った人間として生徒一人ひとりが成長してくれることが、わたしたちの願いでありまた教育目標なのです。
それぞれの進路に向けて今準備をされている受験生の皆さん、そして保護者の皆様、来春本校でお会いできますことを心より願っています。
皆様のうえに、神様の祝福が豊かにありますようお祈り申し上げます。
校長挨拶
成長のために目標設定から始めましょう
「目標を持つ」ということは、とても大事なことであると思います。出来れば、それも短期的な目標・中期的な目標・長期的な目標と持でれば、尚のこと良いかもしれません。人間、生きて行く上で、重要なことは山ほどある訳ですが、「達成感を持つ」ということは重要な一つであると考えます。
達成感は「成功体験」です。成功体験は自信を与えてくれます。自に満ち満ちた若者は少ないでしょうが、無いよりは有る方が絶対に良いものです。だからこそ目標を立てることは重要な訳です。ただ、やみくもに何でもいいから目標を立てても、明らかに自分の能力を遥かに超えているものは駄目で、自分が少し努力することにより達成出来るものでないといけません。
逆に何の努力も、なしに達成できるような事柄を目標と呼んでもいけません。
目標の達成は「登山」と似ています。
頂上を「目標達成」とするならば、そこに向けて登山道を一歩一歩、歩みを進めて行けばいい訳です。
階段や急斜面は辛いでしょうが、途中には緩やかな斜面やお花畑なんぞがあるかもしれません。諦めずに頂上を目指せばいつかは、誰でも辿り着けるものでしょう。
ただ、ここでも大事なのはいきなりアルプスの山々を目指すのでは無く、先ずはハイキング程度の低山から徐々に高度を上げていくことです。
小さな成功体験を積み重ね、やがて大きな目標に向かって進む、これが肝要なことだと思っています。
目標を設定したのに、いつまで経ってもそれを達成することが出来ない。という場合が有ります。
その時は冷静に「そもそもの目標に無理が有った」か「達成に至る道筋が間違っていた」かを考えなければなりません。先程の登山の話に戻れば、明らかに自分の能力を超えた頂を目指していたか、登山道を外れ、あらぬ方向を目指し、途を彷徨(さまよ)っていたかのどちらかだと言えます。
この時に大事なのは「諦めず」に「修正を加える」ことです。目標や道筋に修正を加えることは少しも恥ずかしいことではありません。それよりも、何でもかんでもすぐに諦める「諦め癖」を身に付けることだけは絶対に避けましょう。「何ごとも諦めず、コツコツと地道に努力していけば、大抵の目標は達成出来る。もの」です。それを信じて、皆さんも色んな事にチャレンジしてもらいたいものですね。
創設者
Founder創立者 八代 斌助 師父
八代斌助師父は、キリスト者として17歳の若さで伝道、聖職者の道へと入り、以後世界を舞台にその生涯を宗教活動に捧げました。とくに戦後の業績は特筆すべきもので、1948年、戦後の日本人として初めて海外渡航の許可を受け、国際会議に出席。当時のイギリス国王ジョージ6世に昭和天皇のメッセージを手渡すなど、日本と世界との外交関係が絶たれていた中で民間大使として貢献しました。その活動は全世界においても知られており、今日でも高く評価されています。
建学の精神
Founding spirit神を畏れ 人を恐れず 人に仕えよ
「上の人も下の人も、先生も生徒も人間的におそれるものは何もない。かけがえのない人格を与えられている自分を大切にすることは、他の人を尊敬することに通じる。神への畏敵の精神を忘れず、互いを尊重し合って真の交わりを求めよう」※ということ。
先生と生徒の距離が近い校風もここから生まれました。
※第1回入学式創立者式辞一部要約
創立者が目指した学校
「自己決断・自己責任」を生徒信条にする学校
本当の教育を行うための学校
小さくまとまらず、現代社会に挑戦する学校
子どもだけでなく、教師も親も勉強する学校
人生を積極的・前向きに生きることを学ぶ学校
沿 革
History-
1962年(昭和37年)聖公会牧師である八代斌助師父により、
学校法人八代学院設立 -
1963年(昭和38年)八代学院高等学校(普通科男子校)開校
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1964年(昭和39年)沖縄修学旅行実施
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1968年(昭和43年)八代学院大学(現神戸国際大学)併設
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1969年(昭和44年)大山野外活動センター設立
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1976年(昭和51年)新グラウンド完成
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1981年(昭和56年)新館落成
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1985年(昭和60年)国際科設置
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1987年(昭和62年)海外実習(シンガポール・マレーシア)実施
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1988年(昭和63年)新体育館落成
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1992年(平成4年)神戸国際大学附属高等学校に校名変更
創立30周年 -
1995年(平成7年)阪神淡路大震災
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1999年(平成11年)強化指定クラブを制定(硬式野球部・サッカー部)
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2002年(平成14年)神戸国際大学が六甲アイランドに移転
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2007年(平成19年)強化指定クラブに、柔道部とハンドボール部が加わる
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2008年(平成20年)国際科募集停止・トレーニングセンター完成
学生寮竣工 -
2011年(平成23年)コース制導入
(文理特進・アスリート・進学キャリア) -
2012年(平成24年)立教大学との教育連携協定を締結
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2013年(平成25年)創立50周年記念式典を挙行
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2014年(平成26年)新館空調改修工事
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2017年(平成29年)路線バス直行便運行開始
(舞子駅~神戸国際大学附属高校前) -
2018年(平成30年)文理特進コース男女共学スタート・
新館耐震補強他工事改修
高大接続教育支援センター設立 -
2020年(令和2年)アスリートコース男女共学開始
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2021年(令和3年)国際科 再募集開始
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2024年(令和6年)全科・全コース男女共学化
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1964年(昭和39年)
沖縄修学旅行実施 -
1992年(平成4年)
校名変更・創立30周年 -
2002年(平成14年)
神戸国際大学が六甲アイランドに移転 -
2018年(平成30年)
男女共学スタート