普通科 進学キャリアコースでは、多様な将来性を持ち合わせた生徒たちが集い、互いに考えを持ち寄り、心や言葉で対話しながら相手を受け入れ、生きる力を育んでいます。
例えば、2年生 文系選択クラスの日本史Bの授業では、1学期にグループ研究発表、2学期に個別研究発表を行いながら、知識の獲得だけでなく「問い」の発見や、協働のために考え判断し表現する力、そして「学びに向かう力」の修得を目指しています。
1学期は「古代を知ろう」をテーマに研究発表を行いました。「古代の食文化」について研究したチームは、発表の中で質問を投げかけたり、古代のチーズ「蘇」を用意して振舞ったり、古代と現代を比較・置換を行ったりして聞き手を惹きつけていました。質の高い発表に刺激を受けて奮起する生徒らの様子も見られました。
2学期のテーマは「鎌倉~安土桃山時代」。プレゼンを数日後に控えた2022年11月9日(水)、教室は思い思いのスタイルで準備のための時間を過ごしていました。予行演習を行いながら課題を見出したり、集まって話をしたり、最後に追い込みをかけたり、既にゆっくりしたり!? プレゼンのためにどのように時間を使い、どこまで高められたかが問われます。
さてプレゼンの当日。教室を覗いてみましょう。
発表の順番は決められていません。生徒たちは自分でタイミングを決断しプレゼンを行いました。同郷の黒田官兵衛を研究した生徒、時代ごとに剣を研究したら戦闘方法の変化を発見した格闘技好きの生徒、普段は引っ込み思案なのに2番目に手を挙げプレゼンした生徒、授業に遅刻したけれどスマホのメモに書き込んだ研究を潔く取り出して発表した生徒、徳川時代はなぜ長く続いたのかという問いに思考を巡らせた生徒。自分の研究に自信が持てず発表することができなかった生徒、プレゼンに尻込みした生徒。50分の授業の中で全員が発表できたわけではありません。個々に発表への意欲や葛藤、研究での発見や後悔があったことでしょう。
多種多様な16歳と17歳が、それぞれの思いや思考、将来性を持ってクラスに集えば、自ずと刺激や対話が生まれ心が育っていきます。今はまだ気づかなくても、そこに進学キャリアコースならではの学びがあるのではないでしょうか。
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