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2023年度、新たに指定カバンが追加されました。雨にも耐える防水仕様をはじめとした機能性に優れた新・指定カバンは生徒会執行部がこだわって作り上げたアイテムです。この春、新一年生たちが新・指定カバンを持って登下校する姿を感慨深い気持ちで見つめる生徒会執行部 会長 菊川さんに、その制作ストーリーを聞きました。
Making STORY
―そもそも新型の指定カバンを作ることになったのは?
去年(2022年)の7月に、当時の生徒会執行部の会長・副会長2名が、先生たちの制服検討委員会に生徒代表として参加したことがきっかけです。生徒の間で、指定カバンについて「雨で中身が濡れる」とか「体育の日に荷物が入りきらない」といった意見が出ていることを進言したことで、指定カバンをもう一つ作って生徒が選べるようにすることになりました。
ー実際にどのように制作が進みましたか?
まず、3社のスクールバッグの制作業者が実際に市販している、他校のリュックを見本として20種以上持ち込んでくださり、見た目や機能だけでなく価格も含めて2種に絞り込みました。背の低い子が背負ってみてどうか、中に教科書を入れてみたらどうかなど、検討した上で、僕たちにはまだまだ要望がありました。
<実際に要望した項目>
- 防水。雨に濡れた教科書を干す風景とは無縁に!
- リュックの蓋は全開き。中身が取り出しやすい!
- 蓋部分にポケット。教室で席に座っていてもアクセスしやすい!
- サイド外ポケットは片側はメッシュ、片側は見えないように。見えないポケットは鍵や定期を入れても安心。
- サイド外ポケットはある程度の高さが必要。水筒を入れても落ちないように。
- 背負ったときに肩紐を前で止める機能は取り外しできるように。不要な生徒も多い。
- 学校のマークは制服ジャケットのエンブレムと同じ月桂樹のあしらい付きのものを。日常使いすら出来るように目立たない場所に目立たない色でお洒落に。
- ネームタグは目立たない内側に。子供っぽいネームタグは見えない場所に。
- リュックの底面は四角く。教科書を入れた上に安定してお弁当が詰めるように。
要望をたくさん出した分、不要なものはそぎ落としたことで、価格も抑えられたと思います。
ー実際に出来上がって、どんな気持ちですか?
僕たちの望みが詰まったカバンなので、嬉しいです!新入生男子の99%が、僕たちが作ったカバンを選んでくれたようで、来年、再来年もこのカバンを持つ子が増えていくのを想像すると嬉しいです!先生や業者の方が要望を聞いてくださったおかげだと思います。