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2024年7月9日(火)、神戸国際大学リハビリテーション学部ガイダンスが行われました。大学から中西亮介専任講師と本校OBOGの4名を迎えて、実技体験を交えながら理学療法について学びました。参加したのは文理特進コース1年生20名と、同コース高大連携国際大リハコースの2年生6名です。

ほとんどの1年生にとっては初めて聞いたであろうリハビリテーションの世界ですが、中には、理学療法士を進路に見据えて文理特進コースに入学してきた生徒も。次年度、高大連携国際大リハコースへ進級する生徒は大学と連携した取り組みがあります。大学進学後は、国家資格取得を目指して知識と技術を習得していくことになります。

理学療法士とは?

理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復や維持および、障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。理学療法士は国家資格であり、活躍するフイ-ルドは、病院・施設のほか、予防医学分野、健康増進分野、スポ-ツ医療分野、教育、研究領域など、ますます広がっています。


ガイダンスでは講師から物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)についてミニ講義があり、そのあと実技体験がありました。

脳梗塞で半身が動きづらくなった患者を想定して、電気刺激装置による物理療法を体験。腕にパッドを貼り付けて電流を流すと、筋肉が収縮して強制的に手首が曲がります。生徒たちはその不思議さに興味津々。大学生のサポートを受けて一人ずつ体験し、流す電流やパット貼り付け位置を変化させては目を輝かせていました。

2年生6名は理学療法士を目指して入学してきた生徒たち。講師や先輩に聞きたいことがたくさんあり、ガイダンス終了後は図らずも座談会になりました。リハビリテーション学部での生活から高校時代の成績まで、OBOGには遠慮なく質問!答えるOBOGも、国家資格取得の厳しさを包み隠さず伝え、高校時代のテストの点数を暴露。「コツコツやれば出来るよ」と励ましていました。先輩後輩ならではのリアルトークで大いに盛り上がった座談会でした。

  • 入学前からリハビリ関係の進路を考えています。大学の先生による講義や実技体験は興味をもって取り組めました。(1年)
  • 理学療法士の国家資格を取得するにはどのくらい大変かなど、先輩たちに質問する機会が得られて参考になりました。(2年)
  • 理学療法士の仕事を一つ体験できてよかったです。実際には患者さんに対して電流を流すわけだから、責任を感じるし緊張感があります。(2年)



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神戸国際大学HP
2024.07.11 リハビリテーション学部 附属高等学校でガイダンス
西 亮介 | 教員業績DB (kobe-kiu.ac.jp)